朝日新聞
堂本参議院議員 社党離党、さきがけへ
1995年1月


国会内会派「社会党・護憲民主連合」所属の堂本暁子議員は5日、衆院議員会館で記者会見し、同会派を離脱し、近く新党さきがけに入党することを明らかにした。堂本氏は元TBSディレクターで、1989年の参院選比例区で初当選し、非党員の「市民派」議員として地球環境問題などに取り組んできた。

会派離脱の理由について「新党構想を含め、社会党の方向性がはっきり見えてこない。さきがけは地球環境問題、行政改革などに非常に前向きな党だと思った」と語った。堂本氏がさきがけに入れば、同党で初の参院議員となる。ただ、会派は二人以上でないと認められないため、今後は無所属で活動する。

同席した鳩山由紀夫さきがけ代表幹事は、堂本氏を夏の参院選比例区の公認侯補として擁立する考えを示した。