堂本あき子なの花日記 No.226
秋深し、楽しからずや
2020年10月24日

みなさま
こんにちは。堂本暁子です。

世界規模の広がりをみせるコロナウイルス禍。求められているのは「自粛」ですが、「萎縮」はしたくはありません。
確かに「密」は避けなければなりませんが、だからといって自分の殻に閉じこもる必要はなく、こんな時だからこそ、私は常日頃、ご無沙汰している近くの、遠くの友人・知人に電話をかけています。
久々に親しい人の声を聞くのは嬉しいこと、近況を告げ、思い出話に花を咲かせています。

とは言え、目下のところ私は西千葉の自宅に巣ごもり状態。
今まで、月に1度は行っていた長野県の鹿教湯温泉にもここ3ヶ月ほどご無沙汰です。

そんな日常の中、昨日は市原市にある「象の国」へ行きました。
私と誕生日が同じ子ども象の「もも夏」は少し大きくなっていましたが、まだ2歳、親象のそばにべったり寄り添っていました。それでもバナナを差し出すと、短い鼻を延ばして上手に受け取り、口に運びます。

秋が深くなると、思い出すのが上高地です。初めて上高地へ行ったのは今から70年前、18歳のとき。秋でした。
雪を頂く穂高の前に紅葉した木々があり、河童橋からの景色は最高でした。以来、山が好きになり、登山に熱中し、ヒマラヤにも出かけるように私はなりました。
特にチベットに夢中になり、チベットとインドの国境に近い奥地まで足を延ばし、3年がかりで、廃墟になっていた王城の歴史を描いた「幻のグゲ王国」というドキュメンタリーも作りました。

冬近し。もう登れませんが、せめて雪山を眺めたいと思っています。

 
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