高齢社会をよくする女性の会会報 NO.129
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女性の視点で県政を |
2001年8月 |
堂本暁子 |
立候補する時も歳が気になって迷った。しかし「どうしても女性知事を…」という熱いラブコールに押されて出馬した。千葉の女性たちは正しかった。なにしろ知事になって驚いたことに、女性の視点が高齢者問題に対しても、障害者福祉についても、保育や教育の分野でもほとんどないのである。皆無といっていい。だからいまや歳など問題ではない。私は燃え尽き症候群にならないように気をつけながら、夢中になって駆け出した。 まずDV。国会議員を辞めるまで手掛けてきた「配偶者に対する暴力防止法」である。県庁職員を集めて講演を行い、DV担当者を募る。県警本部の警察官が手をあげたのは嬉しかった。女性2人、男性2人の4人体制でDVチームはスタートした。 ところが知事になって初めて「女性の健康」政策を具体化することが可能になった。県立東金病院に「女医による女性専用医療外来」をつくり、千葉大の医学部では「女性専用医学講座」が開設されることとなった。 |