マニフェスト「堂本あき子のちばづくり宣言」自己評価 〜3年7か月を振り返って〜

1 マニフェストの自己評価にあたって

◆◇出馬時の決意◇◆

私は、2期目の知事選挙に出馬するにあたり、平成17年2月に「千葉の改革三本柱と12の施策」と「県政改革4つのカテゴリーと15の施策」を柱としましたマニフェストを掲げ、千葉県民の誰もが夢と希望、自信と誇りを持てる千葉県づくりに、全力で取組む決意を表明しました。

◆◇3年7か月の取組み◇◆

この決意の下、県政の基本理念である「千葉からの『変革と創造』」と、中長期的な基本方針である「あすのちばを拓く10のちから」を踏まえ、年度ごとに策定するアクションプランにより、福祉、経済、まちづくり、環境など、様々な分野の枠を超えて、横断的に施策を推進してまいりました。

また、県民との協働による分権型社会の実現を目指し、あらゆる分野にわたって県民が主体的に、白紙の段階から政策づくりに参画する「千葉方式」の実践に努めてまいりました。その結果、地域の多様な「ちから」が連動して「うねり」となり、県民が主役となる新しい千葉県へと変り始めました。

千葉県は、真の分権型社会へと着実に前進していると実感しているところです。

◆◇自己評価の実施◇◆

全力で駆け抜けた月日を思い返し、この度、マニフェストに掲げました施策について、自己評価を実施いたしました。その結果を県民の皆様に公表・ご報告させていただきます。

2 評価の手法

マニフェストに掲げました各施策について、任期中の事業の取組状況等を踏まえ、成果を総合的に見つめ、3段階での評価としました。

 

=評価基準

A 取組を着実に実施し、具体的な成果が大きく表れているもの
B 取組を概ね順調に実施し、一定の成果が表れているもの
C 取組を実施しているが、成果が十分でないもの
※ 評価が困難なもの

3 評価結果

◆◇全体評価◇◆

評価結果といたしましては、取組の実施により一定以上の成果が表れていると考えられるものが、A・B各評価を併せて約86%に達しました。

白紙の段階から県民の皆様と共に議論し、ボトムアップで政策を作り上げていく「千葉方式」が広まり、県民・NPO、企業、大学、議会の皆様など、産・学・官の協働により、成し遂げることができたものと認識しております。

また、マニフェストで示しました内容に対し成果が十分でないものとして、C評価といたしました約13%につきましては、前向きな努力が必要と考えます。

なお、三位一体改革につきましては、地方にとって不十分な結果に終わりました。しかし、引き続き、第2期地方分権改革が進行中であり、現段階で評価することは適当でないと考えました。

評価 千葉の改革三本柱と
12の施策
県政改革4つのカテゴリーと
15の施策
合計 構成比
A 27 10 37 28.9%
B 50 23 73 57.0%
C 12 5 17 13.3%
0 1 1 0.8%
89 39 128 100.0%

※…評価が困難なもの

◆◇個別施策の評価◇◆

《千葉の改革三本柱と12の施策》

次世代育成──未来をひらく、地域の子育て!

住みやすい地域社会──日本一をめざす、福祉と環境!

経済振興──強い千葉経済と、5万人の雇用創出!

《県政改革4つのカテゴリーと15 の施策》

情報公開と県民参加の徹底

地方分権の実現

財政改革の断行

行政改革の推進