堂本あき子なの花日記
障害者から挑戦者へ!
2003年8月29日

皆さま 堂本暁子です。

8月21日から2日間、幕張メッセで、第9回チャレンジド・ジャパンフォーラムが開催されました。

 千葉市職員の山口亜紀彦さんは介助犬オリーブを連れて参加しました。交通事故で歩けなくなり、今では車椅子の生活。「何度も市役所に介助犬を連れて出勤したいと申し出ても、なかなか受け入れられなかった。介助犬を職場から拒まれることは、自分自身の体の一部である犬なので、自分自身の行動を制限されたように感じた。マスコミに取り上げられれば可能になるかもしれないと考え、新聞の取材を受けたところ、現市長になってから介助犬オリーブと職場でも一緒に居られるようになりました」とのこと。日本で唯一の例だそうです。オリーブは山口さんが落とした10円玉やキャッシュカードを拾うこともできれば、「Take 携帯電話」と指示すれば机の上の携帯電話を口で加えて車椅子のところに持っていくおりこうさんです。導犬にしても介助犬にしても、障害者の体の一部なのだと私は改めて認識しました。
そうした認識に立てば、どこの職場でも盲導犬や介助犬を受け入れるのではないでしょうか。

障害者がそれぞれ自分の可能性に挑戦しながら納税者を目指す。
「ナミねえ」こと竹中ナミさんが提唱する「チャレンジド」、つまり挑戦者とはそういう意味です。
毎年何人もの知事さん達、国の役人達、学者や企業の人達が、このフォーラムに参加するのは、元気な障害者達の魅力に魅せられてのことだと思います。延べ1,200人以上の参加者は、障害のある人もない人も、「今年も元気をたくさんもらった」と言って喜んでいました。

第9回チャレンジド・ジャパンフォーラム2003inちば
メッセ国際会議場(8月21日)