堂本あき子なの花日記
宝物のような再生計画
2004年1月27日

皆さま 堂本暁子です。

今日はうれしいお知らせをしたいと思います。
三番瀬は東京湾に残された貴重な干潟です。冬のこの時期には、数万にのぼる鳥達が羽をやすめ、またカレイなどの幼魚が育つ海です。アサリなどの貝類も豊富で、東京湾の水質浄化にも一役買っています。

私が中止した埋め立て計画の後、干潟の保全と自然の再生をどのように行うのか、公募の市民・漁民・環境NPO・専門家が参加して2年がかりで検討していた三番瀬円卓会議から、昨夜、再生計画をいただきました。円卓会議はこの2年間で160回以上開かれ、参加者は6000人を超えます。

日本各地に中止したダムや林道などの公共事業は数多くありますが、その後の自然の保護と再生をこのスケールで、市民参加でつくり上げた例はほとんどありません。大激論の連続、調整と検討、コンセンサスを得るための話し合いと、大変な力仕事でした。多くの方たちの思いのこもった宝物のような再生計画、とことん大事にし、実現したいと思っています。

三番瀬再生計画案