堂本あき子なの花日記 No.44
かずさアカデミアパークは点から面へ
2005年6月1日

皆さま 堂本暁子です

今日は、かずさアカデミアパークに新しくできた「かずさバイオ共同研究開発センター」の開所式に行ってまいりました。
平成6年に作られたかずさアカデミアパークは、昨年十周年を迎えましたが、この10年で「植物」や「ヒト」のDNA研究については世界的な成果を上げています。まさに大石道夫所長・理事長を筆頭に研究者の地道な努力と創意の結果だと思っています。

「かずさバイオ共同研究開発センター」には、これまでのDNA分析と合わせて、植物や微生物に含まれるポリフェノールといった成分の質や量を分子レベルで分析することができる“質量分析装置”が設置されました。

従来、かずさDNA研究所では、トマトなどのDNA解析を行ってきましたが、これからはDNAとトマトの成分の分析とを合わせ、総合的に、病気にならない、また甘くておいしいトマトの開発に取り組むことも可能になるとのこと。

この装置は他にはなく、この分野の研究開発は今後かずさが中心になっていくものと期待しています。10年にして、いよいよDNAから実用化への第一歩を踏み出したと言えましょう。

1つの研究所から、4つのインキュベーション、NITE(製品評価技術基盤機構)、宿泊施設まで‥‥サイエンスパークにふさわしく、かずさアカデミアパークは点から面へと広がってきました。