堂本あき子なの花日記 No.52
米国出張(9/8〜14)に関するご報告
2005年9月15日

皆さま 堂本暁子です

9月8日、シカゴからマディソン空港に着いたとたんに「ウィスコンシン州からニューオーリンズ市に、500人の州兵が支援に出発しましたよ」と出迎えの人からいわれ、ハリケーンの被害が全米に影響を与えているのだと実感しました。

千葉県の姉妹州であるウィスコンシン州へは2度目の訪問です。知った顔が増え、再会を喜び合いました。ドイル知事もその一人。湖畔の知事公邸でジェシカ夫人と一緒に出迎えていただき、「文化交流だけではなく、経済や福祉・教育など多角的な交流を展開しよう。」と意気投合、大いに話が弾みました。

一つの成果は、かずさDNA研究所とプロメガ社がバイオテクノロジーの共同研究に関しての合意文書に調印したことです。

また、マディソン市は世界一精神障害者が住みやすい街としても有名ですが、その中心的指導者であるデイビッド・ルコント博士が、去年千葉に来られたことをきっかけに、市川市を中心に、千葉県でも「マディソンモデル」が実施されるようになりました。そのことをルコント博士に報告したところ、とても喜んでいただくことができました。国境を越えての心の通い合いは、素晴らしいことです。

9月11・12日にはオハイオ州シンシナティ市で開催された「日本・米国中西部会」に出席し、アメリカ側から参加したミシガン州、オハイオ州など7つの州の知事と大いに議論することができました。

日本からは加藤駐米大使、私と上田埼玉県知事のほか、日本側会長を務めるキッコーマンの茂木会長をはじめとした100人以上の財界人が出席しました。アメリカ側からも300あまりの企業が参加しました。

今後の日米相互の企業の進出や直接投資について、また日米間の貿易問題など、活発に意見を交換したのですが、国際化が進むと、国レベルの交渉より地方自治体間の交渉の方が大事になってきているのだと確信しました。

今後も千葉の国際化に向けて、「日本・米国中西部会」のような場を十分活用していきたいと思っています。