堂本あき子なの花日記 No.90
エネルギーフロントランナーちば/日本初の障害者差別禁止条例
2007年6月8日

皆さま 堂本暁子です。

【6月7日(木)】
県と国、そして京葉臨海コンビナートの主要11社が一緒になって、「エネルギーフロントランナーちば推進戦略」を取りまとめ、発表しました。

今回策定した「エネルギーフロントランナーちば推進戦略」は、企業間の連携と、企業と地域の共生を図ることにより、国際競争を勝ち抜くと共に環境と経済が調和した地域づくりを実現しようとするもので、日本の「最先端を走る」計画です。

例えば、ある企業からの廃棄物を他の企業で資源として活用することや、環境調和型の熱電施設(ボイラー)を共同で設置することを打ち出しました。また、地域との共生という観点からは、「千葉の里山・森づくり」にこれらの企業も参加していくことや、環境教育・実践型教育推進のため、工場での公開授業の実施なども盛り込まれています。

今、まさに省エネルギーを実現するためのプロセスがスタートしたと言えます。これが実現すれば、千葉から日本を変えられるだけでなく、世界を変えられると自負しています。

【6月5日(火)】
日本で初の障害者差別禁止条例、「障害のある人もない人もともに暮らしやすい千葉県づくり条例」が昨年10月に可決成立しました。

以来、来る7月1日の施行に向けて、急ピッチの準備を進め、差別を受けた障害者の相談を担当する広域専門指導員の選任や条例の解釈指針を審議する「千葉県障害のある人の相談に関する調整委員会」が6月5日に開かれました。

委員からは、昨年12月に採択された国連の障害者の権利条約は、地域で暮らすことが基本になっているので、この条例でも地域で暮らせる「合理的配慮」を十分に行って欲しい、「仕事を与える」という表現があるがこれは良くない、といったような積極的な発言が出されました。

この条例はわが国では前例のないものなので、全国から注目されており、私たちとしては、ぜひとも7月1日からの条例施行を成功させたいと考えています。