堂本あき子なの花日記 No.143
名古屋からのレポート
2010年10月23日

皆さま 堂本暁子です。

いま、名古屋で開かれている「生物多様性条約第10回締約国会議」(COP10)に来ています。

1990年にGLOBE(地球環境国際議員連盟)で生物多様性に出会い、担当し、「地球サミット」に向けて無我夢中で走って以来、20年。後半の10年は千葉県知事になり、国際社会にはご無沙汰してきました。名古屋は久々の再登場。「Akikoでしょう?!」と古い顔見知りに声を掛けられています。

私は、「国際生物多様性年国内委員会」の委員としての仕事、自治体の「里山フォーラム」のコメンテーター、「ジェンダーと生物多様性」のスピーカー2か所、生物多様性JAPANのブースを拠点に活動しています。

ブースでは、出版したての本、【生物多様性ーリオからなごや「COP10」、そして…】のサイン会もやっています。

サイドイベントは盛んで、ブースもたくさん出ています。

政府間交渉は、先進国が途上国からの植民地時代のしっぺ返しを受けている感じです。先進国の考え・法律・特許・契約のシステムを、何世紀にもわたって途上国に押しつけてきたことへの反動・反発かもしれません。難航しているのは生物資源の利益配分と資金援助の問題など。いずれも、昨日までに決着するはずだったのですがまとまらず、交渉は来週に持ち越されました。

来週から閣僚級の会議が始まります。
日本のリーダーシップが問われます。