堂本あき子なの花日記 No.152
12月の近況
2011年12月28日

皆さま 堂本暁子です。

暮れも押し迫っていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

12月に入って、私は2度、福島県に行って来ました。最初は、福島県立医大が主催したシンポジウム。
「災害と男女共同参画〜性差医療の視点から〜」というテーマで講演をしました。

2度目は、障がい者制度改革推進会議の視察で、南相馬市を中心に訪れました。車椅子に乗った人たち、知的障害や精神障害の人たちが、3・11以後、どんなに苦しい思いをしたか、しかもそれに耐えたかを、直接に聞きました。たとえば、半身不随の59歳の女性は、避難所についてから2週間もの間、車椅子から下ろしてもらえなかったそうです。他にもたくさんの理不尽な話を聞きました。

国立女性教育会館(NWEC)が、行政刷新会議の独立行政法人改革の対象となりました。そこで、全国の女性団体と一緒に、より充実した男女共同参画の拠点をつくるために、話し合い、案を練り、政府に訴え続けました。年内決着の予定でしたが、独立行政法人改革に関する分科会が開催されず、先行きが見えないまま年を越すことになりました。

24日は、中山競馬場での「中山大障害」。特別席に招待を受け、出かけました。障害レースは、馬が単純に走るだけでなく、障害を飛び越えたり、坂を登ったり、美しく、見応えがありました。賭けた馬券は全部ハズレましたが、1000円程度しか賭けなかったので、むしろ安い観戦料でした。「マイ・フェア・レディ」ではありませんが、いつの日か大きな帽子をかぶってアスコット競馬を見たいものです。

夕方からは、習志野に住むいとこの里見勇家で、「レッツゴー」というテニスクラブの方たちと、笑い、しゃべり、底抜けに楽しいイブを過ごしました。

25日の夜は、御宿のジョン・ハリス氏宅で、ドイツ人・アメリカ人・カナダ人・イギリス人など、いろいろな国籍の人が集まり、ミンディ・ハリスお手製のローストターキーとワインで盛り上がりました。たくさんの星が見える、クリスマスらしい海辺の空でした。

今年は、3・11の影響なのか「断捨離」や「生前整理」が、やたらテレビに登場しました。流行にのったわけではなく、私自身の今年の目的だった「モノを減らすこと」に、暮れは没頭しています。祖母、母とつないできた50年分のモノの整理を年内に終えるのは難しく、2〜3か月はかかりそうです。しかし、来年は80歳の大台に乗るので、「心も体も身軽になること」が理想です。

皆さま、どうか良いお年をお迎えください。
ご多幸をお祈り申し上げます。