堂本あき子なの花日記 No.166
近況報告
2012年11月28日

みなさま、こんにちは。堂本暁子です。

20日に、厚生労働省の官僚で、冤罪事件でおよそ半年に渡って勾留された村木厚子さんを囲む会に出席しました。村木さんは、内閣府の統括官から、厚生労働省社会・援護局長として復帰されたので、障害者、高齢者、子ども、女性分野の関係者で激励会を開いたものです。

挨拶にたった村木さんは「いま、自分に二つのことを問うています。一つ目は、この事件によって私は変わったのか。答えはNOです。次に、失ったものがあるか。失ったものがあったとしても、多くの人の応援など得たものの方が大きい。元の職場に戻れたことは感謝。幸せな人生だと思っています」と述べました。

講演活動も続けています。10日は足立区で「災害と男女共同参画」、18日は佐倉市で「災害と聴覚障害者」、20日は市川房枝記念会創立50周年記念の講演会、23日は福島県男女共生センター、25日は福岡県男女共同参画センターに行ってきました。

福島県では、綿入れの半天をはじめ、までい着を3着買いました。「までい」というのは、東北の方言で「丁寧に」という意味です。災害後、仮設住宅で元気のない単身のお年寄りたちが、元気に過ごす方法はないかと佐野ハツノさんが考えついたのが、和装リフォーム「までい着」づくりです。古い着物を上下の服に再生し、戦中・戦後に村の女性が普段着にしていた服を作りました。新聞でも報道され、材料にする和服が全国から送られてきたとのことです。これからも送って欲しいとおっしゃっていました。