堂本あき子なの花日記 No.213
野中先生/雪/LGBT/再犯防止推進法
2018年1月27日

みなさまこんにちは。堂本暁子です。

●野中広務先生を悼む
1月26日、野中広務先生がお亡くなりになりました。
野中先生には本当にお世話になリました。自民・社会・さきがけの連立政権下、困ったことがあると私は野中先生のお部屋の戸を叩きました。

相談事はその場で、関係者や関係省庁に電話をし、即座に解決して下さいました。信念に従って動き、具体的に結果を出していく政治家のあり方を学びました。

特にお世話になったのは、男女共同参画の分野でした。1995年の世界女性会議(北京)を反映した男女共同参画社会基本法を成立させることが私達女性議員の課題でした。参議院の総務委員会で、行革で局を減らしている最中にもかかわらず、積極的な答弁で内閣府の男女共同参画室を局に格上げしてくださったのも野中先生です。野中先生の応援があったから男女共同参画の政策は進みました。先生は女性たちにとっての最大の応援団でした。感謝あるのみです

千葉県の知事選に出る折などにも、惜しみなく応援して下さいました。橋本総理、加藤政調会長など、ご一緒に仕事をした方たちは既になく、また野中先生を失い、淋しい限りです。

心からご冥福をお祈り申し上げます。

●雪山の思い出
1月22日は、日本列島がすっぽり寒波に覆われ、九州、関西、関東でも雪が降りました。極端に寒い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。特に日本海側の豪雪が心配です。

東京より暖かい千葉でも雪が降り、私が住むマション8階の箱庭もすっぽり雪で覆われ、まるで雪国にいるようでした。

心躍ったのは、翌23日の朝です。木の葉に積もった雪が朝日に輝いて美しいこと。眺めているうちに、若い頃に登った雪山の朝を思い出しました。雲海の彼方からの日の出、赤く染まる雪山の景色、スキーで歩いた雪の高原、雪が積もった笹の姿など、大好きだった雪の山や森が懐かしく、楽しい一瞬でした。しかし、北国と違い、昼までに雪は解けてしまいました。まさに「淡雪」でした。


●LGBT〜求められる医学モデルと社会モデルのバランス
福岡で性差医学・医療学会が開かれ、私はLGBTがテーマの公開シンポの座長を務めました。スピーカーははりまメンタルクリニック院長の針間克己氏で「性同一性障害の現場から」という題で、医学領域における変遷を解りやすく話して下さいました。
ここ数年で医学的には大きな変化があったようです。

たまたま私が住む千葉市では、LGBTに対しての差別や偏見をなくす活動が盛んなのですが、まだ不十分です。
医学以上に人権の視点からの社会変革が求められています。LGBTに限らず、障がいや難病のある人にとっては医学モデルと社会モデルのバランスが大事なのだと痛感しました。

●画期的な再犯防止推進法
去年は、再犯防止推進法の計画をつくる検討委員会のメンバーを勤めました。地方自治体や民間が再犯の防止に協力する体制づくりがいよいよこの4月から始まります。

この30日には神戸刑務所といち早く再犯防止条例を制定しようとしている明石市に伺います。今年も再犯防止に取り組んでいきます。

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