堂本あき子なの花日記 No.224
新型コロナウイルス禍に思う
2020年5月18日

みなさま
こんにちは。堂本暁子です。お元気ですか?

世は相変わらず新型コロナウイルス一色です。おかげで、自粛・自粛・自粛…………。

パンデミック状況のキーワードは「自粛」のようです。本来、「自粛」は「自分から進んで自分の言動を慎むこと」(大辞林)、つまり、非常に自己抑制的な意味の強い言葉です。
「外出自粛」「往来自粛」と、何にでも自粛をつけ、止めろ、控えろ、動くな、我慢しろ、とネガティブに使われています。

まさに「自粛」ばやりの今日この頃です。
そうした時に、いささかあまのじゃくかもしれませんが、私は逆に、パンデミック状況から脱出するためには、一人一人が落ち込まず、何事にも前向きにのぞむべきだと思っています。

そうした観点から興味を持っているのが、コンピューターを使って行うZoomミーティングです。最近、Zoom夕食会と、ある団体のZoom運営委員会に参加しました。
やってみると意外に効率がよく、簡単でした。何より、会議の場所まで電車に乗って行く必要もなく、助かります。
しかも、遠方に住んでいるメンバーとも直接に話ができるので便利です。コロナ時代の副産物として、コンピューターの新しい使い方が生まれたと言ってもいいのではないでしょうか。

もう一つ、最近感動したのは、新型コロナウイルスの最前線で働いている医療従事者への支援を目的に、レディー・ガガが呼びかけた「One World:Together at Home」です。ポール・マッカートニー、エルトン・ジョン、ビリー・アイリッシュなど、そうそうたる顔ぶれが出演しての大型音楽イベントでした。
日本のアーティストも負けていません。「苦しい日々を送らざるを得ない人々を癒やしたい、勇気づけたい」と、「うたつなぎ」の活動を展開しています。

まだ新型コロナウイルス禍は続きそうです。
とすれば、如何にコロナ時代に対処するか、暮らし方を工夫するしかありません。それだけに、音楽家の創造的な活動に癒やされ、勇気づけられます。アーティストの皆さん有難うございます。

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