堂本あき子なの花日記 No.223
新型コロナウイルス災害のさなか、いかがお過ごしでしょうか
2020年4月2日

世界も、日本も、新型コロナウイルス一色ですが、皆様はいかがお過ごしかと、気にしております。なかなお目にかかれないので、近況報告を兼ねてのお見舞いです。

私は、2011年の東日本大震災以来、災害・復興の問題に取り組んできました。
そして、新型コロナウイルスも同じく災害です。とは言え、私が今まで取り組んできた地震や津波、洪水などの災害と違い、今回は目に見えないウイルス(大きさは0.1µm=0.0001ミリメートル=髪の毛の直径は80~100µm)が相手です。曖昧で、つかみ所がなく、何ともアプローチしにくい、始末の悪い相手です。
感染症の専門家によると「新型コロナウイルスはしたたか」とのこと(朝日新聞 2020/4/1の記事)。さもありなんと納得しています。

私は「災害に強い地域をつくるには、平常時から地域住民の集会をもち、訓練を重ねて人の繋がりの強い地域社会をつくるべき」と主張してきましたが、新型コロナウイルスは勝手が違います。

不要不急の外出はするな、人に会うな、集まるな、と、何もかもが真逆です。もっとも、これは実際に新型コロナウイルスが広がり始めてからのことで、予防の段階では従来の基本的な対策を変える必要はないと思います。新型コロナウイルス災害には次元の異なる災害対策が必要なのではないでしょうか。

ある医師が新型コロナウイルスは「誰が感染しているかわからないという状況では、『誰もが感染している可能性がある』という意識で対応する必要がある」と言っていました。つまり、誰もが当事者であるということで、各自の行動の自己責任が問われているのです。政治や行政、医療に責任を転嫁せず、誰もがその責任を果たすことが予防につながるからです。

その意味で、新型コロナウイルスはグローバル化した現代社会の新しい災害であり、国としても、地域としても、個人としても、時代に対応した新しい防災・減災(DRR)対策に取り組む必要があると考えます。

新型コロナウイルスは、高齢者や基礎疾患のある人は重症化しやすいとのことですが、私はまさに高齢者であり、最近は発作を起こしていませんが、喘息もち。人一倍用心しなければならない人間の一人です。「熊の冬眠」ではありませんが、西千葉の自宅にずっとこもっていますが、こういう時こそとばかり、読んだり、書いたりの毎日です。運動不足気味ですが、元気です。


 
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