堂本暁子の永田町レポート
|
国連大学で国際会議 |
1999年7月16日 |
皆さま 堂本暁子です。 縦割りから包括的な環境政策の転換を目指して〜国連大学で初の「連携と調整に関する国際会議」〜 7月14日から16日まで、私は国会ではなく、渋谷の国連大学に通いました。「インターリンケージ〜多国間環境条約における相乗効果と調整に関する国際会議〜」に参加するためです。 20世紀は、「縦割り構造」の時代でした。しかし、21世紀を前にして、この「縦割り構造」が通用しなくなっています。環境に関する国際条約の数は、92年の時点で900以上に上るとの調査もあり、こうした膨大な数の条約の間には重複もあれば、その網の目に落ちこぼれている課題も数限りなくあるのです。しかも、それが国内法にも投影され、末端の自治体にまで及んでいます。 15日からは5つの分科会に分かれ、私は「科学的メカニズム」の分科会を世界銀行のロバート・ワトソン氏と共同議長として担当。環境関係の条約だけではなく、人口や貧困といった開発分野との連携の重要性にまで及び、ダイナミックな展開でした。私にとっては新しいテーマなので世界の各地から集まった条約事務局長やスタッフ、科学者、そしてNGOの人たちと意見を交換し、学ぶことの多い3日間でした。 |