堂本暁子の永田町レポート
20世紀最後の通常国会がスタート
2000年1月24日

皆さま 堂本暁子です。

第147通常国会が20日開会しました。冒頭から衆院の定数削減問題で与野党がもめていますが、どうみても党利党略が絡んだ法案で、純粋に国民の利益を考えたものとは思えません。皆さまもたいへん不快に思っておられるのではないでしょうか。無所属の私としては、このような国会外での連立与党間、与野党間の駆け引きはそろそろ終わりにするべきだと、本気で思っています。「駆け引き政治」をやっている余裕は、今の日本にはないはずです。
私が今年の大きなテーマと思っているのは、介護保険の行方です。高齢者のニーズは言うまでもありませんが、地方分権制度が試されるという点で意義深いと考えます。国が決め、地方はそれに従うことが多かった日本において、介護保険の実施主体は市町村です。保険料額も介護メニューも市町村条例で定めるわけで、首長の力量、住民1人1人の自治意識が問われるのです。

金曜日、東京・青山での高橋正征先生の講演は、滅多に聞けない海のお話です。

すでにお知らせしておりますが、下記の要領でシンポジウムが開かれます。東京大学の高橋先生は、言ってみれば「海の先生」。日頃の生活ではあまり接することのない海の生物について貴重なお話をしていただきます。ぜひお友達を誘って、お越し下さい。私は地球温暖化をめぐる国際政治の状況について、話をさせていただきます。

シンポジウム「地球温暖化と生物多様性〜海の生物の視点から〜」
●主催:生物多様性JAPAN、GENKI(地球環境・女性連絡会)
●日時:2000年1月28日(金) 午後6:30〜8:30
●場所:東京ウィメンズプラザ(地下鉄表参道駅下車、徒歩7分)
●講演内容:
 高橋正征東大大学院教授「地球温暖化で予想される海の生物たちの生活」
 堂本暁子「気候変動枠組条約第5回締約国会議(COP5)に参加して」