堂本暁子の永田町レポート
一刻も早い国会正常化を
2000年2月3日

皆さま 堂本暁子です。

あいかわらず国会は「真空状態」です。一応衆院予算委員会や参議院の国民福祉委員会は開かれましたが、野党欠席のままです。今日、私は以下のように行動しました。

10時40分 国民福祉委員会が開かれたことに対する抗議の記者会見
民主・共産・社民3党は年金関連法案の内容について、国庫負担の4月引き上げ実施など5項目の合意事項について発表しました。私は、あえて内容に踏み込むことはせず、「国民と非常に関連の深い年金問題を野党欠席のまま審議することに抗議するため、委員会を欠席した」と発言。

12時40分 委員会終了後の理事懇談会に出席
他の野党は欠席。上記と同じ旨の発言を行い、「この事態は本当に遺憾である」と委員長並びに与党の理事に伝えました。

14時 TBSから参議院の会に対して取材
「無所属議員の集まりである参議院の会としては、『国会は壊れてしまった。壊れた国会を直すのは、国民であり、選挙である』という認識に立っている」と、椎名代表が主張。続いて私は、「与党ともくみせず、野党ともくみしていない。ただひたすら言論の府である国会を正常化すべきという主張に固執している。それが大多数の国民の思いだと考えるからです」と発言。

昨日の参議院本会議での松岡満寿男議員(参議院の会)の代表質問より
「憲法第41条に、「国会は国権の最高機関であって、国の唯一の立法機関である。」と規定されておりますが、国権の最高機関とか唯一の立法機関とかいう言葉が今ほどむなしく響くことはなく、国会の権威は大きく失墜したのであります。国会議員として遺憾のきわみであります。この状態が既に6日間継続しており、この異常事態を早期に収拾できないようであれば、国民の政治不信は募るばかりでありましょう。(中略)
国民は今眼前に展開する異常国会にさめた批判の目を向けております。総理、国会の現状を異常とは思われませんか? それは単に野党が欠席していることだけではなしに、このような事態を放置し、一方的に与党の仲間内だけで議事を進めている状況を、国民は異常と感じているのであります。