年金法案、強行採決で幕切れ |
2000年3月21日 |
皆さま 堂本暁子です。 本日午後6時国民福祉委員会で野党欠席のまま年金関連改正法案の強行採決が行われ、与党の賛成で法案が可決されました。またしても数の横暴による幕切れでした。法案は明日参議院本会議で採決され、再度衆議院に送られます。私の委員会での一日を紹介します。 09:50 理事会 14:50〜 理事会再開 17:30〜17:54 理事会再開 17:54 委員会再開 参議院では8回の委員会と1回の公聴会、合計31時間40分の審議を行いましたが、その間私は一貫して女性の視点から年金制度の本質に迫りました。専業主婦が独立した年金権を持てない問題、離婚時の年金分割、遺族年金の問題など、いずれも今回の法案では一切手をつけられていません。今回の法案は当面の財政危機を乗り切るだけのその場しのぎの法案と判断、私は採決にあえて出席し、反対票を投じました。 審議を通じて痛感したことは、今の年金制度が非常に複雑なものになっていることです。今や年金など社会保険料の総額は54.5兆円と国税総額47.1兆円を上回っています。財源や負担のあり方など制度の根幹についての抜本的な改正について、もっと国民的論議を高め、職業や性別、ライフスタイルに関係なく誰にも公平になるよう、一本化してわかりやすい制度に改革を行うべきだと考えます。 |