堂本暁子の永田町レポート
首相の公選制を求める
2000年11月10日

皆さま 堂本暁子です。

アメリカの大統領選挙がもめています。とはいえ、ブッシュとゴアは、1年間にわたって激しい選挙戦を繰り広げ、アメリカの有権者は2候補の政策はもちろん、人柄に至るまでとことん知ることができました。その結果の大接戦です。密室で派閥の論理から首相を決めるわが国の不透明なプロセスとは大変な違いです。
長野県の知事選は変化を求める県民が、直接選挙で作家の田中康夫新知事を選びましだ。日本も国として、いま一番必要なのはダイナミックな変革です。古い政治の体質から脱却しない限り、日本は国際的に通用しない国になってしまいます。10年前に地球環境国際議員連盟(GLOBE)の同僚としてアル・ゴアと一緒に仕事をしました。そのゴアが、この1年間でみるみるたくましくなりました。選挙民が候補者を鍛え、国のリーダーとして育てています。ブッシュも同じでしょう。日本でも大胆な変化を実現するには、首相の公選制を導入した方がよいのではないでしょうか。アメリカと長野県の選挙を見ながら痛感しました。

今週の私…女性政策に打ち込みました
6日(月)
「女性に対する暴力に関するプロジェクト・チーム」が開かれ、医師や看護婦の通報義務について検討しました。次回は13日、「保護命令」についてです。
8日(水)
共生社会調査会は、「女性の健康と権利」(リプロダクティブ・ヘルス/ライツ)を議題とし、母子保健に固執する厚生行政を批判しました。
9日(木)
国民福祉委員会で、本人の知らないうちに主婦の年金が減額されたり、無年金になってしまう問題について、救済措置を講じるよう求めました。