堂本暁子の永田町レポート
臨界寸前:ゴミ・財政・暴力
2000年12月27日

皆さま 堂本暁子です。

臨界寸前:ゴミ・財政・暴力
99年暮にネパールを訪れた際、仏様の生誕地ルンビニでオレンジ色のカワセミと出会い、あまりの美しさにいつまでも望遠鏡を覗いていました。3日埼玉県の「トトロの森」では、小さいながらも鮮やかな瑠璃色のカワセミに出会いました。それはいつも私の胸にとまっている1cmの小さなカワセミバッジと同じ色。「議員バッジよりいいでしょう」といただいたものです。

16日長野市で「廃棄物行政を問う」という集会に出ました。長野県は産業廃棄物の不法投棄が非常に多く、飲料水として使われる川の上流に捨てられているケースもあり、住民の反対運動が起こっています。人目につかない山あいの谷間にゴミを捨てる。実に横暴な行為だと思います。21世紀は国としてゴミ問題にもっと真剣に取り組まねばならないと痛感しました。

来年度の政府予算案に対し「財政危機は臨界寸前」との見出しが新聞にありました。財政赤字が制御不可能な臨界点に近づいているということです。多少誇張があるとはいえ、的を得た表現ではないでしょうか。財政赤字が大きくなるほど、景気回復と財政再建をともに実現することが困難になります。公共事業の大幅削減など、時代の要請にあった質的転換がなされていないと言わざるを得ません。

国会は閉会中ですが、女性に対しての暴力防止法のプロジェクトチームは、作業を進めており、26日は朝から終日、法案の条文の詰めを行いました。来年の通常国会に超党派の議員立法として提出を予定しています。