堂本あき子なの花日記
大切にしたいこと
2003年5月31日

皆さま 堂本暁子です。

5月27日、千葉県の福祉政策についての意見を交換するタウンミィーティングが銚子にほど近い旭市で開かれました。

会場の旭中央病院大講堂は、人、人、人なんと550人の参加者の熱気に包まれました。なかでも、前列に車椅子の方、視覚障害、聴覚障害の方がおおぜいいらっしゃったことが印象に残りました。
私の話に耳を傾けてくれた車椅子の全身性障害の女性が、タオルで涙をぬぐい続けていた姿が忘れられません。若い彼女は鉄道の駅に階段昇降機が設置されていない不自由を訴えました。

さまざまなバリアが障害のある方の自由な移動を妨げているのが現実です。彼女の涙は、障害のある方の現実の重さそのものであり、彼女を含めた会場全体の熱気は、その現実を打開しようとするおおぜいの人々の期待、意欲の現れでした。机に向かうだけでなく、こうした現場の意見を聞きながら政策を立案することの大事さを改めて感じました。

地域福祉支援計画
海匝地区タウンミーティング(5月27日)