堂本あき子なの花日記
人のちから、地域のちから
2004年5月17日

皆さま 堂本暁子です。

5月5日「子どもの日」に「千葉県子どもタウンミーティング」が開かれ、私も子どもたちと一緒にステージに並び、学校のこと、大人への注文、先生への疑問や不満について話し合ったり、質問に答えたりしました。

福祉、NPO、農業などの分野で「タウンミーティング」を重ねてきましたが、ついに子どもたちも「タウンミーティング」をやるようになりました。

スタートは三番瀬。地域住民、環境NPO、漁民、そして市、県、国も参加しての円卓会議は、2年かけて「保全と再生」のための計画書をまとめたのです。視聴覚障害の方やその家族、地域の人たちが大勢参加した福祉のタウンミーティングは15ヶ所で開かれ、県内にうねりをつくりました。そして県民と行政が協働し「千葉県地域福祉支援計画」を完成させました。

3年前に「県民参加の県政づくり」を掲げたものの、当時は各市町村を回る県民会議しか思いつきませんでしたが、いまや各分野ごとにタウンミーティングが開かれ、確かな手応えを感じています。これは一人ひとりの県民が声をあげ、主張し、その輪が広がっていく、つまり「人のちから、地域のちから」なのです。

5月15日には「里山フェスティバル」が開かれ、千葉の里山を次の世代に残そうと、シンポジウムでは里山と森林・林業、里山と稲作・水田、里山と医療・福祉、里山と芸術、里山と観光など11の分科会で里山と地域の人たちとの関わり合い方について活発な話し合いがもたれました。

里山の奥の深さ、多様性の豊かさを感じた1日でした。

子どもタウンミーティング
(千葉市文化センター 5月5日)