堂本あき子なの花日記 No.41
豊かな出会いから、魅力ある観光立県へ!
2005年4月25日

皆さま 堂本暁子です

「観光立国」の実現へ向け、「日本の旅」のすばらしさをアピールする「旅フェア2005」が4月22日(金)〜24日(日)まで幕張メッセで開かれ、目標を大きく上回る、21万人以上の入場者がありました。

今年のテーマは「旅の都、ここは、にっぽん」。

今年は原点に戻って、日本の自然や文化を掘り起こそうという考え方に基づき、メインイメージは、「百人一首」をモチーフにしたものになりました。

ポスターもお公家さん姿の旅人。‥‥もっとも、手にはデジカメを持ち、旅行カバンからは携帯電話などが見えているという趣向です。そのポスターのキャッチフレーズは、「今の世に 生まれておれば 楽しかろ にっぽん全国 旅するものを」というものです。

開会式で私も、百人一首に収められている伊勢大輔(いせのたいふ)の「いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に にほひぬるかな」の歌とともに、今を盛りと千葉で咲き誇る八重桜を、観光協会の中村会長にお贈りしました。

もう一首は、謎の歌人と言われている蝉丸(せみまる)が詠んだ「これやこの 行くも帰るも 別れては しるもしらぬも 逢坂の関」です。

「逢坂の関(おおさかのせき)で出会う人は、お互いに知ろうが知るまいが、縁あって出会い、知らず知らずのうちに知り合っている。だから『逢坂の関』というのだ」という意味ですが、旅の本質は人との出会い、歴史や文化との出会い、自然との出会いでありましょう。

千葉は観光立県をめざしていますが、花や海、おいしい食べ物、さまざまな人との出会いなど、豊かな出会いが数多くあればあるほど、魅力ある観光地になれると確信しています。