堂本あき子なの花日記 No.57
あけましておめでとうございます
2006年1月4日

皆さま 堂本あき子です。

人が犬を飼育するようになったのは、1万2千年くらい前だということです。
年賀状の中に「孫がいないので、代わりに犬を可愛がっています」とあるのを見て、つくづく現代ほど、人間と動物、特に犬との関係が、深くなったことはないのではないかと思いました。

私も盲導犬や警察犬に使うラブラドール・リトリバーを飼っていますが、飼えば飼うほど、とても忠実で賢く、この犬が人間の目や足の代わりをする性質を持っていることが理解できます。ただ、うちの愛犬「ラブ」は、そのように訓練していないので、やんちゃそのもの。手こずることもしばしばです。

一方で、人間同士の関係が希薄になっていることがとても気になります。
今年は、安全で暮らしやすい地域社会をつくるために、家族同士、あるいは隣近所、あるいは学校と地域の人たち、あるいは商店街を中心に、といったように、様々な人間関係を回復していく必要があると考えています。

20世紀は開発と経済発展の時代でしたが、21世紀は人と人との信頼関係を再構築し、新しい地域づくり、そして、分権社会を実現する世紀と言えます。
千葉県ではそれを、ロバとイヌとネコとオンドリが、違う動物でありながらそれぞれの長所を活かして音楽を奏でた「ブレーメンの音楽隊」になぞらえて、「プロジェクト・ブレーメン」と呼んでいます。

イヌに縁のある年に、プロジェクト・ブレーメンをさらに展開していきたいと思っています。
そのためには、高齢者も障害者も誰もが差別のない社会をつくっていくことが必要で、このために、「障害のある人に対する理解を広げ、差別をなくすための条例」(仮称)づくりに取り組んでいきます。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。