堂本あき子なの花日記 No.61
平成18年2月定例県議会が始まりました
2006年3月3日

皆さま 堂本暁子です

2月28日、定例県議会が開会し、冒頭で次のようにあいさつしました。

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まず、千葉県の中長期的な基本方針である「あすのちばを拓く10のちから」についてです。

現状の認識については、以下の3点に触れました。

★1★
景気が回復しつつあるにもかかわらず、まだ閉塞感に覆われているのは、日本が人口減少社会に転じたこと、そして、それに対応すべき社会保障や医療制度などの構造改革が遅れているため、国民が不安を払拭しきれずにいるのではないかということ。

★2★
戦後日本は一貫して経済発展を追い求めてきたが、その成長の早さによって、一方で、家族の絆の希薄化や、地方の過疎化などの様々なひずみが生じてきたという事実。

★3★
長年にわたる中央集権の仕組みが、地域の個性の喪失や中央依存体質を生み出してきたこと。

そこで千葉県づくりの基本的な姿勢として、私たちは、中央に頼ることをやめ、「県民のちから」「地域のちから」を掘り起こしていかなければならないことを強調しました。

私たちが目指すのは、県民一人ひとりが、豊かさを実感し、理不尽な理由で、つらく悲しい思いをすることのない、自信と誇りをもって暮らせる千葉県です。つまり県民一人ひとりが幸せになることです。

家族はもちろん、地域の住民同士もお互いに絆を強め、人と人との信頼関係を回復することによって、県民が積極的に参画し、地域の個性が発揮できる新しい地域社会の確立が求められています。

「県民のちから」「地域のちから」が連動することにより、経済的にも文化的にも高い水準を維持し、発展し続ける「千葉県づくり」を進めてまいります。それは、真の地方自治の実現に向けた創造的変革への道筋にほかなりません。

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今まで国の単位、企業の単位など、とかく集団での発展に照準が当てられてきたように思いますが、これからは県全体、国全体と同時に、県民一人ひとり、国民一人ひとりの幸せの追求、暮らしやすい地域づくりが求められていると確信しています。