堂本あき子なの花日記 No.93
いよいよ夏がやってきたようです
2007年7月29日

皆さま 堂本暁子です。

7月27日(金)から7月29日(日)の3日間は、茂原の七夕まつり。今年、短冊に私は「千の葉に 千の幸せ 千の夢」と書きました。茂原おどりを見ましたが、それぞれの連がにぎやかに、威勢良く、元気いっぱいでした。

7月25日(水)から8月19日(日)までの19日間、夏の涼しさを呼ぶ「幕張光の祭典 イルミネーションモール2007」も始まりました。ブルーのライティングに真っ白な星座や虹色の大きな円錐の塔といった、光のページェントです。
毎日、音楽やソーラン節の踊りなどのイベントが開かれ、ビアガーデンでは、千産千消のおつまみが並びます。千葉産の枝豆、豚肉、地鶏、そしてフライドポテトといった具合です。夜風に吹かれながら、サラリーマンや子ども連れのお母さんたちもジョッキを傾けて楽しそうでした。

ところで私は、週末には「里山と生物多様性」、「農林業と生物多様性」、あるいは「里海と漁業と生物多様性」といった生物多様性のタウンミーティングのシリーズをハシゴしています。

先週末には君津市内で開催された「野生動物と生物多様性」のタウンミーティングに出席。会場の三島小学校では、罠にかかった野生のイノシシを見学しました。
さすがは野生の動物。大きな鼻を鉄の格子にぶつけて血だらけになっているのに、それでも私に吠え掛かり、サトイモを入れるとガツガツと食べていました。暴れ回るイノシシの野生のたくましさに、すっかり圧倒されたことでした。

1997年1月、ロシア船籍のタンカー「ナホトカ号」の重油流出事件が発生した際に、野生の海鳥が保護され、羽の油を除去する作業を手伝ったことがあります。野生の鳥たちは羽が動かなくてもするどいくちばしで人間を突っつくのですが、その鋭さに魅せられたときのことを思い出しました。

数ヶ月前に養豚場を訪ねただけに、飼育されている豚と野生のイノシシの差を見ながら、文明の利器に囲まれている私たち人間は、野生のたくましさを失っているように思えてなりませんでした。