堂本あき子なの花日記 No.110
サーカスを楽しみました/社会保障審議会障害者部会
2008年6月12日

皆さま 堂本暁子です。

【6月7日(土)】
木下大サーカス」が千葉みなとにテントを張り、8月27日まで公演をしています。

6月7日にはオープニングのテープカットに参加。

今回の公演では、主催者から5000枚もの福祉招待券をいただき、施設の子どもたちに配りました。この日も、2200人が入るテントは、子どもたちで一杯。
私も久々に空中ブランコや「美女と野獣」を見ましたが、そのテンポの早さにびっくりしました。私が子どもの時に見たサーカスとは大違いです。

でも、おどけたピエロはいつの時代も同じ。
子どもたちと一緒に、手に汗をにぎって、すっかり楽しみました。

【6月9日(月)】
社会保障審議会の障害者部会に参加しています。
この部会は障害者自立支援法の見直しのためのものです。
第1回が4月23日、2回目が5月26日、そして3回目が6月9日に開かれました。

3年前、障害者自立支援法をつくるための審議会にも参加していました。

この法律の理念は「施設や精神病院から地域へ」というもので、初めて身体・知的・精神の三障害が平等に福祉の対象となったことで、評価できるものです。
しかし、いざ施行されてみると、利用者の負担が増えたことや、地域での生活を支援する体制が整っていないことなど、問題が続出してしまいました。法律の理念は正しくても、政令や具体的な運用面で、地域の実態と整合していないということが浮き彫りとなってきたのです。

そこでこのような見直しの必要が二度と起こらないためにも、千葉県からは、地方自治体としての立場を踏まえ、主張をペーパーにまとめてきちっと発言をしています。

特に主張したいことは、発達障害、高次機能障害、そして支援態勢が弱い難病など、心身的な機能障害を持つために社会生活を送る上で様々な困難をきたしている人たちに対して、社会的な支援が受けられるように「障害者の定義」を見直すべきということです。

これからも、積極的に地方からの声を発信していきます。