終戦記念日に、改めて思う |
2008年8月15日 |
皆さま 堂本暁子です。 8月15日、千葉県忠霊塔を参拝しました。今年も暑い太陽が照りつけ、セミが鳴き、そして濃い緑の彼方に入道雲が湧いています。 千葉県の忠霊塔には、日清戦争以降に戦没された57,248名の名簿が納められています。その忠霊塔にご遺族の代表とともに菊の花を捧げました。 「どなたが亡くなったのですか」と伺うと、「父が……」「兄が……」「二人の叔父が……」と答えられる遺族の方々は既に白髪で、70歳代・80歳代とご高齢です。亡くなられた場所を伺うと、レイテ島、南鳥島、硫黄島、と戦死者の多かったところの地名が返ってきました。 私が「フィリピンのレイテ島に行ったとき、ちょうど遺骨収集団の方が来ておられました」と言うと、お父さんを亡くされたという女性が「私も二度、遺骨収集に行きました」とのこと。 半世紀以上の歳月がたっても、ご遺族の思いは癒えることがありません。 私たち一人ひとりが、いつまでも、戦争の犠牲になられた方への追悼と平和への願いを忘れないようにしたいと強く思った一日でした。 |