堂本あき子なの花日記 No.123
開校へのお祝い&卒業者への謝辞
2009年4月1日

皆さま 堂本暁子です。

3月30日、幕張インターナショナルスクールの内覧会と開校記念レセプションが行われました。

校舎は、私たちが見慣れた幼稚園や小学校とは違い、ガラスをふんだんに使った明るい建物です。そして、椅子や机は、黄色や赤、緑、ブルーなど、大変カラフルです。

この幕張インターナショナルスクールは、日本で初めて学校教育法第1条に基づく、「正式な卒業資格が得られる学校」として開校します。この学校では、世界の様々な国や地域からの、文化や言語が異なる子どもたちが、あるがままに、みんな一緒に学び、学校生活を送ります。

千葉県だけではなく、このような学校が全国各地にできることを心より願っています。

また、31日は、614人の県職員が定年を迎え、退職の辞令を渡しました。

昭和40年代に、千葉県が急成長した頃に入庁した人たちです。道路、学校、病院といった社会資本の整備に追われるなど、大変忙しい県庁生活のスタートだったに違いありません。しかし、退職時は、バブルの崩壊、さらに金融危機と続き、財政的に最も苦しいときになりました。まさに、激動の時代を地方行政マンとして経験した方たちと言えます。

特に、地方分権一括法が施行された2000年からは、国と地方自治体が対等な関係になったにもかかわらず、権限と財源があまり移譲されず、県の裁量の余地が十分でない中で、県職員の創意工夫が求められました。行政手腕だけではなく、県独自の発想、政治的な感性、県民の視点を重視することなどが求められたと言えます。

「職員ととことん議論をし、計画を練り、様々な政策を事業化できたことは、皆さんの強い意志と情熱によるもので、知事として感謝にたえません。定年を迎えた方はまだ60歳。私は76歳で知事の職を退きます。皆さんは、これから10年や20年は、働いたり、学んだり、ボランティアに参加したりできると思います。県職員であったことに誇りと自信を持って、第二の人生を歩んでほしいと願っています」とあいさつしました。