堂本あき子なの花日記 No.150
「災害と生物多様性フォーラム」(7/10)のお知らせ
2011年7月3日

皆さま 堂本暁子です。

夏らしくなって来ましたが、その後もお元気にお過ごしのことと存じます。

7月10日に千葉大学で開かれる「災害と生物多様性フォーラム」のお知らせです。

3.11以来、連日、東日本大震災の報道が続いていますが、津波や地震、そして放射能の影響を、広範囲にわたって、自然がどのように受けているかについての報道はほとんど見られません。津波・地震・放射能によって、海岸周辺の生物は大きな被害を受けているはずです。また、生物多様性の破壊は、農業・漁業はもちろんのこと、地域住民の生活にも影響を与えています。私たちは自然や文化の被害を最小限度にとどめることも大事だと考えます。

そこで、災害が自然に与えた影響について報告を聞き、議論をするフォーラムを開きます。ふるってご参加いただきたく、お知らせ致します。

皆さまのご参加を、心よりお待ちいたしております。

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『災害と生物多様性フォーラム』
■日時 平成23年7月10日(日) 10:30〜17:00(開場10:00)
■場所 千葉大学西千葉キャンパス(最寄駅=JR総武線西千葉駅) 文学部棟2階 203号室
    ※文学部棟=地図真ん中あたりのオレンジの部分です。
■料金 無料
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■プログラム
10:00 受付開始
   ・総合司会 小西由希子(ちば環境情報センター代表)
10:30 はじめに 「さまざまな復興への参加を目指して」
    堂本暁子(生物多様性JAPAN)
10:40 基調講演 「災害と生物多様性ー東日本大震災から学ぶことー」
    岩槻邦男(兵庫県立人と自然の博物館館長)
11:10 講演1 「元禄・明治三陸・関東大震災の津波被害から考えること」
    北原糸子(立命館大学歴史防災都市研究センター教授)
11:30 講演2 「海の生態系異変」
    大越健嗣(東邦大学理学部教授)
11:50 講演3 「災害と動物,ペット・家畜の救助と野生化」
    植松一良(野生動物救護獣医師協会)

12:10〜13:30 昼休み

13:30 ディスカッション1 「里山里海の被災と復興」
    進行・金親博榮(里山シンポジウム実行委員会代表)
    ・「いま福島,林業の現場で」
      渡辺一夫(ふくしま中央森林組合代表理事組合長)
    ・「津波と森林,千葉のケース」
      竹内 進(千葉県森林インストラクター会会長)
    ・「銚子のホエールズウオッチングと津波」
      宮内幸雄(銚子海洋研究所所長)
    ・「災害復興と里山里海再生」
      中村俊彦(千葉県立中央博物館・生物多様性センター)
14:30 歌「絆」
    松尾貴臣(こころざし音楽工房)
14:40 ディスカッション2 「標本レスキュー ,過去を未来へ」
    進行・西田治文(中央大学理工学部教授)
    ・「聞け,被災海藻標本の声」
      吉崎 誠(東邦大学名誉教授)
    ・「植物標本・塩分とのたたかい」
      布施静香(兵庫県立人と自然の博物館) 
    ・「昆虫標本の救済、学芸員ネットワークの果たした役割」
      斉藤明子(千葉県立中央博物館)
    ・「地域で伝える地域の自然」
      手塚幸夫(夷隅郡市自然を守る会)
15:40 指名発言と総合討論
    進行・西田治文
    ・「災害と生物多様性ーージェンダー」
      堂本暁子
    ・「WWF-Jのとりくみ」
      岡安直比(WWFジャパン)
    ・「環境省のとりくみ」
      鳥居敏男(環境省生物多様性地球戦略企画室)
16:40 まとめと提言
    岩槻邦男・堂本暁子
16:50 歌「Save the Earth, Save the Future〜今、僕らにできること〜」
    松尾貴臣(こころざし音楽工房)

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■主催 生物多様性JAPAN
■後援 千葉県・自然史学会連合・千葉県生物学会
■協力 環境省・千葉市・千葉県立中央博物館・生物多様性センター
■お問合せ
生物多様性JAPAN事務局(西田治文)http://www.bdnj.org/
電話 03-3817-7193(FAX兼用)
mail mail@bdnj.org
所在 東京都文京区春日1-13-27
   中央大学理工学部生命科学科 植物系統進化研究室内
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チラシ表
チラシ裏