堂本あき子なの花日記 No.199
マルケサスからメリー・クリスマス!
2015年12月26日

みなさま、こんにちは。堂本暁子です。

 アラヌイ5号に乗船して2週間、マルケサス諸島の島から島へと、船の旅を続けています。

 東ポリネシアの中でも、マルケサスはまだ観光化されておらず、島民が素朴に暮らしています。

 まず連れて行かれるのが、教会です。バチカンがおよそ200年前に全力投球したのか、とても立派です。島民は100パーセント、キリスト教の信者なのですが、一方で、マルケサスには先祖を祀る聖地があり、先祖の姿であるキキがいたるところにあります。世界有数のパワースポットだそうです。

 伝統文化を守ろうと、踊りの祭典を開き、刺青が復活していますが、車が普及し、電化が進んでテレビなどが使われ、近代化が進み、なおかつフランスの統治下で、昔からの信仰心は戻っていないように感じました。

 しかし、短時間の観光では実態を知ることはできません。強烈な個性を文化としてだけ残せるのか、今後に注目したいと思いました。素晴らしい文化なのですから。

 インターネットへの接続が、やや大変です。Wi-Fiが通じるのは船内のショップだけなのですが、お店がなかなかあきません。がんばってスペースを確保してメールを送受信するようにしています。

 船室は空調がきいていて、室温は23度ほど。肌寒く、風邪をひきそうです。しかし一歩外へ出ると、気温は30度以上。体があたたまると、ひきかけた風邪など消えてしまいます。これは日本では経験できない体調です。

 しかも、同行者は名医の天野恵子さん。毎日健康管理をしていただける、ありがたい旅なのです。感謝。

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