堂本あき子なの花日記 No.221
天皇陛下・皇后陛下にご挨拶できました
2019年11月1日

みなさま

ご無沙汰いたしております。
皆様には、その後もお健やかにお過ごしのことと存じます。

私は87歳の日々を、千葉で、鹿教湯で、元気に過ごしております。

先日の台風被害、私自身は大きな被害を受けていないのですが、知事時代にお目にかかった多くの方が被災されており、心を痛めています。

さて、最近、全く予想しなかった嬉しい出来事がありました。
10月22日の即位礼正殿の儀、それに続く10月31日の饗宴の儀にお招きをいただき、参列させていただいたのです。

特に10月31日の饗宴の儀では、天皇陛下、皇后陛下に直接「ご即位おめでとうございます」と申し上げることができました。

天皇陛下は、まず「千葉県の台風の被害は」とご心配くださり、私は、千葉県民を代表する気持ちで「15号台風に続いて19号の追い打ちを受けたので、大変でございました」とお答えしました。

陛下は皇太子さまの時代から何度も千葉県にお越し頂いているので、ことの他、お気遣いが嬉しうございました。

次に「女子刑務所問題に取り組んでおります」と申し上げたところ「資料で見ました」とおっしゃられ、皇后陛下からは「女子刑務所はいくつぐらいあるのですか」とのご質問があり、「10箇所あります」とお答えしたのですが、両陛下が関心をもってくださっていることに心うたれました。

最後に天皇陛下は、「山へは……」と、共通の趣味に触れてくださいました。
「即位されたので、山には今後、いらっしゃれないのでは」と申し上げると、にこやかにうなずかれながら、「でも雅子と北海道の山にも行ってきましたから」と仰せになり、皇后陛下もとてもお嬉しそうでした。

「正装」ということだったので、即位礼正殿の儀・饗宴の儀とも、着慣れない和服で参上しました。写真は87歳の晴れ着姿です。


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